お知らせ

〔大切なお知らせです〕 平成31年4月より、掛金が引き上がる予定です!

2019.2.26

 平成31年4月以降に新規加入、増口される場合の掛金が、引き上がる予定です。

 

 国民年金基金では、年金財政の安定を図るために、少なくとも5年ごとに財政状況を検証する、いわゆる「財政再計算」を行い、掛金額・年金額の見直しを行っています。

 平成30年度は、この「再計算」が行われ、前回の再計算時に比べ、平均寿命が延びていることなどから、平成31年4月より、終身年金の掛金額が1%~3%程度、さらに、確定年金の掛金額も一部引き上げられる見込となりました。(現在、厚生労働大臣あて認可申請中です。)

 引き上げられるのは、平成31年4月以降に新規加入または増口される場合の掛金額で、平成31年3月末までの新規加入、増口時には従来の掛金額が適用されます。

 なお、すでにご加入中の方の「掛金額・年金額」、年金をお受け取り中の方の「年金額」が変わることはありません。

 

財政再計算とは


 掛金額算定の基礎となる、予定利率、予定死亡率等の前提について再検討を行い、将来にわたり財政均衡が保てるよう掛金額の見直しを行うもので、政令等の定めにより少なくとも5年ごとに実施することとされています。

 

 予定利率とは、掛金に付利する利率で、将来の運用利回りを予定するものです。現在の予定利率は、年1.5%とされており、この利率が引き下げられると年金を支払うための原資が不足することから掛金の引上げの要因となります。

 

 予定死亡率とは、加入者、年金受給者が基金制度からどれだけ死亡脱退するかの確率のことを言い、死亡率が下がる(長寿になる)と、終身年金の支払総額が増えることから、掛金の引上げ要因となります。

 

 このほか、加入時年齢の変化や脱退者数、男女の構成比なども考慮し、将来の運用利回りや新規加入員数などを推計して将来シミュレーションを行い、これらを総合して掛金額を見直すかどうかの判断を行います。

 

過去の財政再計算時等の結果と予定利率の推移